2016-07-13 普通の主婦のいきもの観察日記にようこそ~! 初めての方へ ~ 写真は数年前、第一子がつかまえてきたタマムシです ~ はじめに! 昭和の後半、神奈川県の新興住宅地で幼少期を送った私ですが、小さい頃家の近所には住宅用に整地されながら、空き地になっている場所がたくさんありました。 しばらく放っておかれる間に、草が生え放題になるそれらの空き地を見ると、昆虫大好きな私はワクワクしてしまうのでした。 30過ぎても40過ぎても、そして今でもひざ丈位の草が生えている所にガサガサと、わざわざ入って行っては一斉に飛び立つバッタやコオロギを見て楽しんでしまう位です。 先日すっかりおじさんになった弟と久しぶりに会った折に、 「虫かごと網を持って、よく一緒に虫取りに行ったよねえ…。」 という思い出を語り合おうとしたところ、弟は 「いや、オレはムシ取ってない。」と、言うではないですか! 「えっ?だって、第3の空き地とか、第1の空き地とか(空き地をこう識別していた)しょっちゅう行ったじゃない。」 私が問いただすと、 「いや、オレは虫かごを持ってついて行っていただけだよ。虫ダメでさわれなかったから、姉貴が捕まえたらカゴのふたを開けて、虫を入れたらさっと閉めるのがオレの役目だった。」 と言うのです。 私はてっきり『弟と虫取り』に行っていたのだと思いこんでいました。 おそらく私は無意識のうちに「姉とは言え、女だてらに素手でバッタだのコオロギだの捕まえて…。一方、弟は男なのに虫にもさわれなかったなんて…。」とこの記憶を気に入らず、『二人で虫取りをしていた』と都合よく書き換えたようです。 自分の記憶なんて、ご都合主義でいい加減なものだ、とあきれてしまいました。 飽きずに何度も何度も昆虫や動物、魚類の図鑑をボロボロになるまで眺め、身近では見られない珍しい生物に憧れた子ども時代。 大人になってもその興味は変わる事はありませんでした。 主婦になっても、母になっても、仕事をしていても、何かと生き物が気になるのでした。 今回ご紹介する話はほとんどが、30も過ぎたいい大人になってからの体験です。 好奇心の赴くままに、はた目から見たら『何をやってるの?』と思われるような観察をしたこともあります。私たちの普段の生活のすぐ隣にも、昆虫や動物のドラマチックな生き様があり、おもしろい事がたくさんありました。 そんな話を紹介したくて、このブログを始めました。 気付いていないだけでみなさんも日々、おもしろい光景に出合っているかもしれません。 私のちょっとした話を楽しんだ後に、みなさんにもそんな小さなドラマをたくさん見つけて頂けたら嬉しいです。(*'▽')